三婆、はじめての休演日
明日は休演日。
気づいたら安井くんが辰夫になって9日間がたっていた。
見に行ける回数には限界があって、それでもたくさん辰夫を目に焼き付けたくて、仕事の合間に通えるだけ通っている。
大御所たちの中でも堂々と演技をする安井くん。舞台の間は、安井くんではなくほんとに存在するのではないかと思うくらい『辰夫』になっている。
ジャニーズファン以外の方の評価も悪くなく、安井くんのせいで舞台の質が落ちるということは避けられたようだ。
メインは三婆の3名+段田さんなんだけど、主要キャストに変わりなく、なかなか目立っているし、3幕なんかはメインと変わりなく出ずっぱりだ。
本当に凄い役を掴んでくれたと、幕が開けてから再確認させられた。
きっと実際にその立場に置かれてる安井くんはもっと感じているだろう、なんていい環境なのだと。
毎日毎日考えながらの舞台。
試行錯誤し、先輩方の助言を聞き、毎日微調整を重ねる。
舞台は生物。
言葉のとおりだった。
歌やダンスのある舞台と違い、細かい表情で感情を伝えなきゃいけないストレートな舞台。
一言一言に心を込める。
安井くんではなく、『辰夫』として。
お花さんへの熱い思い。
奥さんへの感謝の気持ち。
正子への優しい親心。
安井くんの、いままでの演技とはまるで違う、というか、ドラマや映画とは気持ちの乗せ方がまったく違うように感じた。
1ヶ月もの間、同じ役に向き合うことができ、こんなにも成長できるであろう舞台が整っている。
安井くんはきっと『三婆』を通して、一回りもふたまわりも成長するだろうと、見てる側さえもわかる。
そんな素晴らしい舞台に出ることが出来て本当におめでとう。
まだまだ日程あるけど、リハと重なって大変だけど、このチャンスを逃さないで。
きっと大きな糧となるから。
安井くんは分からないだろうし、知られたくもないけど、私も安井くんが辰夫になっているこの1ヶ月間生活リズムガン崩しでがんばるから。
恩きせがましいけど、一緒にがんばろうね。
ひとつの武器を手に入れてジャニーズアイランドに臨もうね。